豊富な「地域資源」のうち地域の歴史や文化の醸成につながる神社仏閣や人々の安心安全なまちづくりに寄与したと思われる施設・建造物等を紹介します。
盛岡八幡宮
もりおかはちまんぐう
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【種別】神社。誉田別命(ほんだわけのみこと、人皇第15代応神天皇)を祀る。
【いつごろから】 康平5年(1062)、前九年の役に際し、陸奥鎮守府将軍源頼義・義家父子が必勝武運祈願のため、不来方の丘に創建した。その後、第29代南部重信公が、延宝8年(1680)現在地に造営遷座した。
【主な行事】1月15日「どんと祭」・「裸参り」。2月3日「節分祭」。6月第2土曜日チャグチャグ馬コ。6月最終日曜日「夏越大祓」。9月14日〜16日が例大祭で、14日の「神輿渡御」と16日の「神事流鏑馬」が2大重儀とされ、市内では絢爛豪華な風流山車が練り歩く。
【文化財等】岩手県指定文化財:太刀・蛇切丸。盛岡市指定文化財:獅子頭、本小札紺糸毛引威二枚具足。
【所在地】八幡町13-1
笠森稲荷神社
かさもりいなりじんじゃ
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【種別】 神社。宇迦之御魂神を祀る。
【いつごろから】 八幡宮が建立される以前から八幡山に鎮座。しかし、山上ゆえに管理が行届かなかったため、昭和32年山上から現在地に遷座。
【主な行事】 8月8日例祭。
【伝説や習俗等】 五穀豊穣、商売繁盛、家内安全。
【所在地】八幡町13-1
金勢神社(子授の神様)
こんせいじんじゃ
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【種別】 神社。
【伝説や習俗等】 五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄。
【所在地】 八幡町13-1(盛岡八幡宮境内、神明社と笠森稲荷の間)
盛岡天神社
もりおかてんじんしゃ
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【種別】 神社。
【所在地】 八幡町13-1
岩手護国神社
いわてごこくじんじゃ
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【種別】 神社。岩手県ゆかりの殉国の英霊を祀る。
【いつごろから】 明治2年、郷土の勤皇の志士目時隆之進命・中島源蔵命の二柱を祀るため、茶畑に創建。その後幾多の事変戦役の英霊35,700余柱を祀る。明治14年内丸公園に遷座、明治39年現在地に遷座。現社殿は昭和14年に建立。
【主な行事】 春季慰霊大祭は5月3日。
【所在地】 八幡町13-1
高倍神社と包丁塚
たかべじんじゃとほうちょうづか
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【種別】 神社。磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)他を祀る。
【いつごろから】 明治2年、郷土の勤皇の志士目時隆之進命・中島源蔵命の二柱を祀るため、茶畑に創建。その後幾多の事変戦役の英霊35,700余柱を祀る。明治14年内丸公園に遷座、明治39年現在地に遷座。現社殿は昭和14年に建立。
【主な行事】 春季慰霊大祭は5月3日。
【所在地】 八幡町13-1
神明社(お伊勢さん)
しんめいしゃ
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【種別】 神社。天照坐皇大御神を祀る。
【いつごろから】 延暦の昔、坂上田村麻呂により仁王の地に創建。元禄時代には神明町にあったが度々遷座し、明治3年八幡山に移ったが明治17年盛岡大火で焼失した。昭和43年に現在地に遷座。
【主な行事】 7月16、17日例祭。
【伝説や習俗等】かつては神明神楽(修験神楽)があり、その後洗練され、古典味豊かな民衆芸能となったが今は絶えてしまった。
【所在地】 八幡町13-1
梅宮
うめみや
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【種別】 神社。祭神は「酒解神(現在は「大山祇神」)」はじめ四柱を祀る。子孫繁栄、婦人の守り神。安産守護、醸造の神。
【いつごろから】 寛保元年(1741)南部利視公が創建。明治17年盛岡大火で焼失し、大正13年再建された。現社殿は昭和39年建築されたもの。
【所在地】 八幡町13-1(盛岡八幡宮境内、神明社と笠森稲荷の間)
健康神社
けんこうじんじゃ
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【種別】 神社。
【所在地】 八幡町13-1
平安稲荷神社
へいあんいなりじんじゃ
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【種別】神社。天満宮に付属し、縁故の深い神を祭った摂社となっている。
【いつごろから】 創建不詳。
【所在地】 新庄町5-43(盛岡天満宮境内)
八幡住吉梅宮神社
はちまんすみよしうめみやじんじゃ
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【種別】 神社。
【いつごろから】 不明。
【所在地】 天神町13
盛岡天満宮
もりおかてんまんぐう
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【種別】 神社。菅原道真(菅公)を祀る、学業上達の守り神。
【いつごろから】 延宝8年(1680)、盛岡八幡宮の創建と同年。元々旧寺町と四ツ家町の付近にあり、後度々変遷される。
【主な行事】 7月25日例祭、26日菅公祭。露店が並びさんさ踊り等の奉納がある。天神町子ども会の神輿運行もありにぎわう。文墨展は70回を越え、500点近い書道作品が出展される。毎月25日が月次祭。
【文化財等】 「山陰焼絵馬」天保4年(1833):盛岡市指定。
【伝説や習俗等】 柴田堪水翁筆塚、啄木歌碑や芭蕉塚など石碑が種々ある。特に愛嬌のある狛犬一対が人気。
【所在地】 新庄町5-43
鹿島神社
かしまじんじゃ
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【種別】 神社。建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)を祀る。南部重直公の姫「吹子」(ふきこ)の成長祈願に勧請。春日大社(本社:常陸鹿島郡)の系統で、天照大神・八幡大神は三社託宣として信仰が普及した。
【いつごろから】寛文元年(1661)創建。八雲神社の北西のあたりにあって小地名「鹿島下」が残ったが、明治4年消失し石の祠のみ残った。平成14年に現在地に遷座した。
【所在地】 新庄町5-43
新庄稲荷神社
しんじょういなりじんじゃ
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【種別】 神社。
【いつごろから】 創建不詳。
【伝説や習俗等】 かつて境内に冷泉が湧いており、昭和初期まで「新庄温泉」(沸かし湯)があった。稲荷神社は氏神として清水の湧くところに祀られることが多い。
【所在地】 東新庄2-4-10 盛岡バイパス東側。
住吉神社
すみよしじんじゃ
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【種別】神社。底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后の4柱を祀る。交通安全、商業繁昌等の守り神。
【いつごろから】 康平年間(1058~1065)「前九年の役」の時、源頼義・義家父子が大坂住吉大社の分霊を、当時の厨川村に勧請したものを、寛政7年(1795)南部33世利視が現在地に遷座。
【主な行事】 7月14日・15日例祭。
【文化財等】石灯籠4座4対(市指定有形文化財)、イチョウ・ケヤキ(市保存樹木)。
【所在地】 住吉町9-1
体操神社
たいそうじんじゃ
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【種別】 神社。地域のラジオ体操愛好者の活動のシンボルとして住吉神社が建立。「体操神社」の御札を祀る。
【いつごろから】 平成25年11月創建。
【主な行事】 通年で毎朝6時半からラジオ体操を行っており、誰でも参加できる。
【所在地】 住吉町9-1
新庄山観音堂
しんじょうさんかんのんどう
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【種別】観音堂。盛岡三十三観音の第三十一番札所。祭神は正観音菩薩、中世の開拓者佐々木加賀の早世した娘(妹)を祀る。
【いつごろから】 創建は天正3年(1573)または寛永13年(1636)に南部重信室源秀院が建立、ともある。寛文4年(1664)に再興。
【主な行事】 5月17日直前の土曜日が例祭日で、地域の人でにぎわう。
【伝説や習俗等】馬頭観音などの石碑が数基ある。
【所在地】 新庄町2-41
八雲神社(牛頭天王社)
やぐもじんじゃ
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【種別】 神社。牛頭天王社にして素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀る。郷土統治の神・農神・厄病よけの神・学問の神、かつては浅岸村の村社。神楽殿もあり祭日には大変賑わった時期もある。「山王神社のご神体が当社に移された」とある。
【いつごろから】盛岡砂子に、寛文2年(1662)より御無形民俗始まるとある。明治3年村社となる。
【所在地】 住吉町13-57
山王神社
さんのうじんじゃ
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【種別】神社。大山咋神(またの名を山末之大主神)を祀る。
【いつごろから】貞享4年(1687)南部家30代行信公の創建。このあたり(山王山)はかつて藤ケ森、楓ケ森ともいわれていた。古来、土地の鎮守神で、藩政時代は南部公の手厚い保護があった。大正時代、測候所の建設によりご神体は、八雲神社に移された、とある。
【所在地】 山王町7-60
東中山 遠光寺
とうちゅうさん おんこうじ
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【種別】 日蓮宗の寺院。
【いつごろから】創建は大正12年(1923)、布施日健上人の開山。かつて境内に明王院(廃寺)があった。享保2年(1717)から文化5年(1808)頃の古い墓石群がある。
【所在地】 山王町1-63
護法三神社(千代子守稲荷神社)
ごほうさんじんじゃ
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【種別】神社。祭神は「千代子安稲荷神」「安産稲荷神」「開基曼荼羅本尊」。
【いつごろから】千代子安稲荷は元々江戸千代田城に祀られてあったものが遷座された。
【所在地】 山王町1-63
東顕寺跡(墓地)
とうげんじあと
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【種別】 名須川町の東顕寺は盛岡城築城以前からの古刹。一時、この地にあり墓地が残っている。
【いつごろから】 盛岡城築城(1597~)・町割りにあたって、一時移転したところが中野の里東顕寺の由来である。
【所在地】 小杉山2
銭掛稲荷神社
ぜにかけいなりじんじゃ
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【種別】 神社。志和稲荷神社の分霊を祀る。
【いつごろから】 創建不詳。元は盛岡八幡宮境内北側の「さくら会館」あたりに鎮座、昭和35年頃に現在地に遷座。
【所在地】 山王町5-27 岩手県自治会館東隣、古名「槐坂(さいかちざか)」の上。
松尾神社
まつおじんじゃ
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【種別】 神社。大山咋尊等を祀る。酒造りの神様として城下の酒造業者により勧請、南部杜氏に崇敬されている。元々、上ノ橋町にあった酒造家の宗家近江商人井筒屋の氏神として祀られ、後現在地に遷座。本社は京都松尾神社。
【いつごろから】 宝永3年(1706)勧請、神社建立。
【主な行事】 例祭7月13日。
【所在地】 茶畑1丁目1
斗米山 長福院
とまいざん ちょうふくいん
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【種別】 寺院。大聖不動明王像を祀る(伝・伝教大師作)。山門には仁王像一対がある。かつては聖寿寺に安置されていたが、廃仏毀釈を逃れて長福院に移されたもの。木彫。「お不動さん」「お仁王さん」ともよばれている。脇の小道は明治期から「愛染横丁」として往来がある。
【いつごろから】 江戸時代。
【主な行事】 縁日は毎月3日、28日。
【文化財等】 愛染明王像は市指定文化財。
【所在地】 中ノ橋通1-3-17
斗米稲荷神社(長福院境内)
とっこべ いなりじんじゃ
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【種別】 神社。
【いつごろから】 不明。
【所在地】 中ノ橋通1-3-17
山祇神社
やまずみじんじゃ
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【種別】 神社。大山祇之大神を祀る。
【いつごろから】 明治3年(1870年)に菊池家の先祖、菊池小十郎がこの地に祀る。菊池家の守護神として、また広く山に携わって生業を立てる人々の守り神として崇敬されている。
【主な行事】 例祭日3月12日。
【所在地】 神明町1-19
太敷堂稲荷神社
ふとしきどういなりじんじゃ
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【種別】 神社。宇迦御魂三大神を祀る。
【いつごろから】 弘化2年(1845)、現在の伏見稲荷大社の許しを以って、分霊を頂きこの地に祀る。家運隆昌、商売繁盛、子孫繁栄等、広く市中の人々に崇敬されている。
【主な行事】 例祭日5月19日。
【所在地】 神明町1-19
彩園子・一茶寮
(旧 井弥商店土蔵)
さいえんす・いっさりょう
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喫茶
【種別】 商業用土蔵。井弥商店の土蔵として建てられたもの。現在は1階が彩園子(貸画廊)、2階が一茶寮(喫茶)で、古風、民芸調の趣がある。
【いつごろから】 天明2年(1782)の記録あり。
【所在地】 上ノ橋町1-48
旧 井弥商店
きゅう いよしょうてん
外観
【種別】 井弥商店の店舗として建てられたもので、明治時代を代表する土蔵造りの建物。
【いつごろから】 明治末期。
【文化財等】 市保存建造物。
【所在地】 上ノ橋町1-48
シンジュとキヅタ
(紺屋町長岡氏)
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【種別】 樹木。
【いつごろから】 推定樹齢:シンジュ100年、キヅタ80年(平成7年指定当時)。
【文化財等】 市保存樹木。
【所在地】 紺屋町7-20
盛岡バプテスト教会
もりおかばぷてすときょうかい
外観
礼拝
【種別】 キリスト教会。日本バプテスト連盟加盟。
【いつごろから】 1959年4月15日、日本バプテスト連盟の開拓伝道地のひとつとして開所される。翌年、現在地に移転した。
【主な行事】 主日礼拝(日曜日)、祈祷会(水曜日) イエス・キリストの救いと恵みを継承。イースター礼拝、クリスマス礼拝など、伝統的な礼拝が行われる。
【所在地】 天神町10-14
カトリック志家教会
かとりっくしけきょうかい
見学
礼拝
【種別】 教会。
【いつごろから】 1956年7月。
【主な行事】 毎年12月24日(夜半)25日(日中)にクリスマス行事。
【所在地】 志家町5-16
盛岡馬検場跡
もりおかばけんじょう
跡地のみ
【種別】 馬の競りを行った施設。
【いつごろから】 写真の建物は明治45年建築。この地方は藩政時代から馬の売買が盛んで「馬市」があり、その中心施設であった。前身は馬町(現、清水町)にあった。馬産地を控え、最盛期は一日平均約200頭の取引があった模様。現在、建物は取壊されている。
【所在地】 松尾町17-15
盛岡劇場
もりおかげきじょう
見学
喫茶
【種別】 有志の出資により開館した洋式劇場で、東北初の近代的演劇専用劇場。
【いつごろから】 旧盛岡劇場は大正2年開館(辰野・葛西建築事務所が設計)。昭和32年、全面改装されて「谷村文化センター」として再建、その後昭和53年に解体された。新盛岡劇場は平成2年新築、河南公民館を併設した。
【所在地】 松尾町3-1
八幡町番屋(第4分団屯所)
はちまんちょうばんや
外観
【種別】 消防番屋。望楼は旧来の建築物が復元されている。
【いつごろから】 旧番屋は明治期の建築。現在の建物は平成15年に建替えられ、八幡地区コミュニティ消防センターとして活用されている。
【所在地】 八幡町1-17
賜松園
ししょうえん
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【種別】 池泉回遊式庭園。
【いつごろから】 江戸中期。
【文化財・名物等】 市保護庭園、江戸時代には花輪家の屋敷であったと言われる。現在、敷地内に杜陵老人福祉センターがある。明治17年の盛岡大火で焼失した「見馴れの松」の代わりに、三本の松の苗木が下賜されたことを記念する有栖川宮熾仁親王に由緒あり。
【所在地】 南大通1-7-3
もりおか啄木・賢治青春館
(旧 九十銀行本店本館)
もりおかたくぼく・けんじせいしゅんかん
見学
喫茶
【種別】 歴史的建築物(旧銀行店舗)。石川啄木と宮沢賢治の事績顕彰館。
【いつごろから】 明治43年(青春館は平成14年会館)。
【主な行事】 常設展と企画展。
【文化財等】 国指定重要文化財(建造物)、市保存建造物。煉瓦造(一部鉄筋コンクリート造)2階建。角の樹木は「銀座の柳二世」。
【所在地】 中ノ橋通1-1-25
岩手銀行 赤レンガ館
(旧盛岡銀行本店本館)
いわてぎんこう あかれんがかん
見学
外観
【種別】 歴史的建築物(旧銀行店舗)。
【いつごろから】 明治44年。
【文化財等】 国指定重要文化財(建造物)、市保存建造物。レンガタイルと花崗岩による煉瓦組積造の建築。地上3階。
【所在地】 中ノ橋通1-2-20
盛岡信用金庫本店
(旧盛岡貯蓄銀行)
もりおかしんようきんこほんてん
外観
【種別】 歴史的建築物(銀行店舗)。
【いつごろから】 昭和2年。
【文化財等】 市保存建造物。花崗岩による鉄筋コンクリート造3階。
【所在地】 中ノ橋通1-4-6
茣蓙九(森九商店)
ござく
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買物
【種別】 建築物 木造2階建て。屋根は瓦葺で壁は漆喰塗り、一部タイル。
【いつごろから】 江戸後期から明治後期までに造られた各時代の建物が連続し、豪商の面影を今に伝える。紺屋町側の町屋と裏側の土蔵、土塀は盛岡を代表する景観となっている。土蔵は全部で7棟ある。
【文化財等】 市保存建造物。
【所在地】 紺屋町1-31